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- ティックスキャルピングアナライズとは？そのメリットとデメリット
- ティックスキャルピングアナライズで売買タイミングを判断する方法
- ティックスキャルピングアナライズの評判
- 大口投資家とは
- 大口投資家の売買手法
- ロウソク足9つの基本形
FXや株式市場では、大口投資家の動きが相場の方向性を決めることが多いです。しかし、大口の売買は一般的なチャートでは見えにくいものです。そこで役立つのがティックスキャルピングアナライズという分析法です。この記事では、ティックスキャルピングアナライズとは何か、どうやって大口の動きを先読みするか、短期トレードで利益を出すためのコツなどを解説します。
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ティックスキャルピングアナライズとは？そのメリットとデメリット
FXのトレードにおいて、短期間の値動きを捉えるためにティックチャートを利用することがあります。ティックチャートとは、一定の時間ではなく、一定の取引数ごとにローソク足を作るチャートです。例えば、10ティックチャートなら、10回の取引が行われるごとに新しいローソク足が形成されます。
ティックスキャルピングアナライズとは、このティックチャートを使ってスキャルピング（短期売買）を行う分析法です。具体的には、以下のような手順でトレードします。
例 5分足チャートとティックチャート（10～100ティック程度）を同時に表示する。
5分足チャートで勢いのある値動きが発生したら、その方向に順張りでエントリーする。
ティックチャートでエントリーした方向に勢いが続く限りポジションを保有し、逆方向に勢いが出たら利確または損切りする。(ティックアナライズが強い赤（上昇）や青（下降）の間はポジションを持っていられますが、色が変わったら利確や損切りなどの判断材料にする。下記参照)
利確幅や損切り幅は数pips（通常3～5pips）程度に設定する。
このような方法でトレードすれば、相場の流れや大口投資家の動きを素早く感じ取ることができます。また、保有時間が短いため、スワップやスプレッドなどのコストも少なく済みます。
しかし、ティックスキャルピングアナライズにもデメリットや注意点があります。以下に挙げます。
ティックチャートは取引所やブローカーによって異なるため、同じ通貨ペアでも表示されるローソク足が違う場合がある。
ティックスキャルピングアナライズは非常に短期間の値動きを見るため、長期的なトレンドやサポート・レジスタンスなどの要因を無視してしまう可能性がある。
ティックスキャルピングアナライズは素早い判断と操作が必要なため、ストレスや疲労が溜まりやすい。また、損切りや利確を躊躇してしまうと大きな損失を被る恐れもある。
ティックスキャルピングアナライズは相場の動き出しやすい時間帯（欧州時間や経済指標発表時など）に限られるため、常時トレードできるわけではない。
以上からわかるように、ティックスキャルピングアナライズはメリットもデメリットも大きい分析法です。この方法でトレードする場合は、
- 自分の使用する取引所やブローカーのティックチャートをよく理解する
- 長期的な相場観や節目ラインも把握しておく
- 損切りや利確を徹底する
などに注意すれば良いでしょう。
ティックスキャルピングアナライズで売買タイミングを判断する方法
ティックスキャルピングアナライズとは、ティックボリュームで通貨の強弱やボラティリティを表現するインジケーターです。ティックとは、価格が変動した際に発生する最小単位のデータで、ローソク足を作る元になります。ティックスキャルピングアナライズでは、ティックの数や色の濃淡で相場の動きを瞬時に把握することができます。
ティックスキャルピングアナライズで売買タイミングを判断する方法は以下の通りです。
トレードには5分足とティックチャートを使用します。
相場が動いた方向に順張りでエントリーします。例えば、上昇の「買い」のティックがブレイクしたところから利確目標まで継続して上昇している場合は、「買い」で付いていきます。
エントリーの際は10秒後の値動きを予想します。例えば、「買い」でエントリーする場合は10秒後に今の位置より上昇しているかどうかを判断します。
利確は3～5pips程度です。勢いがなければ1pipsでエグジットすることもあります。
損切りは-1pipsで素早く行います。スキャルピングでは一瞬の判断の遅れで大きな損失を被る可能性があるため、損切りを徹底することが重要です。
チャンスがくるまでひたすら待ちます。一日に幾度チャンスがあるわけではないため、値動きが始まるまではエントリーしないことが大切です。
以上がティックスキャルピングアナライズで売買タイミングを判断する方法です。この手法では、相場の微妙な変化や勢いを捉えて素早く行動することが求められます。
この手法はデイトレードやバイナリーオプションでも有効だと考えられますが、必ずデモトレードやバックテストなどで検証してから実践してください。また、トレードに関する最終的な決定は自己責任で行ってください。
ティックスキャルピングアナライズの評判
ティックスキャルピングアナライズというインジケーターは、メタトレーダー4 (MT4)用のツールで、ティックボリュームで通貨の強弱を瞬時に表示するものです。
ティックボリュームとは、ローソク足を作る元のデータであり、大口投資家が相場に入ってくるタイミングや方向性を把握するのに役立ちます。
このインジケーターは、通貨ペアは全30通り表示できます。陽線を青、陰線を赤に逆転することも出来ます。ティックアナライズが強い赤（上昇）や青（下降）の間はポジションを持っていられますが、色が変わったら利確や損切りなどの判断材料になります。
このインジケーターはスキャルピングやデイトレードなど短期的な取引に適していますが、バイナリーオプションでも十分機能するという評価もあります。プロ級トレーダーからも「間違いなく使えるもの」という声があります。
大口投資家とは
大口投資家とは、銀行や保険会社、年金基金など、個人とは比べ物にならない額を運用している投資機関のことです。また、未上場の企業に投資して上場後に株式や事業を売却するベンチャーキャピタルや、創業間もない企業に投資するエンジェル投資家も大口投資家の一種と言えます。
具体的にどのような団体や個人が大口投資家であるかは、公開されている情報から確認することができます。例えば、同一銘柄の保有割合が5%を超えた場合に提出される「大量保有報告書」や、「空売り残高報告書」、「投資部門別売買状況」などを参照することで、大口投資家の名前や保有株数、売買動向などを把握することができます。
大口投資家の売買手法
大口投資家の売買手法は、様々なものがありますが、ここでは10個ほど例を挙げてみます。
大口投資家は、株価に影響を与えないように小分けで売買することがあります。これを「スプリット注文」と呼びます。
大口投資家は、自分たちの売買に有利な株価を作るために、あえて逆方向の注文を出して相場を誘導することがあります。これを「ふるい落とし」や「仕掛け」と呼びます。
大口投資家は、決算日前に保有株式の一部や全てを売って現金化することがあります。これを「ウィンドウドレッシング」と呼びます。
大口投資家は、未上場企業に投資して上場後に株式や事業を売却することで利益を得ることがあります。これを「ベンチャーキャピタル」と呼びます。
大口投資家は、創業間もない企業に投資して成長させることで利益や社会的貢献度を得ることがあります。これを「エンジェル投資」と呼びます。
大口投資家は、特定銘柄の保有割合が5%以上になった場合や1%以上増減した場合に報告書を提出する義務があります。この報告書から保有者や保有目的、保有割合などがわかります。これを「大量保有報告制度」と呼びます。
大口投資家は、空売り残高割合が0.5%以上になった場合に報告書を提出する義務があります。この報告書から空売りしている者や空売り残高数などがわかります。これを「空売り残高報告制度」と呼びます。
大口投資家は、季節性や周期性などのアノマリー現象（通常と異なる現象）に基づいて売買することがあります。例えば年末年始やゴールデンウィーク前後の相場動向などです。これらのアノマリー現象は統計的に検証されたものも多く存在します。
大口投資家は、ファンダメンタルズ分析（企業の経営状況や業績予想など）だけでなくテクニカル分析（過去の値動きからトレンドやサポート・レジスタンスラインなど）も使って売買することがあります。
大口投資家は、自分たち以外の大口プレーヤーの動きも注視しており、相互影響しあうこともあります。
以上が大口投資家の一部の売買手法です。
ロウソク足9つの基本形
ロウソク足は、一定期間の株価の値動きを表したチャートの一種です。ロウソク足には、始値・高値・安値・終値の四本値と、陽線・陰線・実体・ヒゲなどの要素があります。
ロウソク足には様々なパターンがありますが、基本形として覚えておくべきは以下の9つです。
小陽線：始値よりも終値がやや高いが、上昇幅は小さい。停滞相場を示すこともある。
小陰線：始値よりも終値がやや低いが、下落幅は小さい。停滞相場を示すこともある。
上影陽線：高値から大きく下落した後に少し上昇した。売り圧力が強いことを示す。
上影陰線：高値から大きく下落した後にさらに下落した。売り圧力が非常に強いことを示す。
下影陽線：安値から大きく上昇した後に少し下落した。買い圧力が強いことを示す。
下影陰線：安値から大きく上昇した後にさらに上昇した。買い圧力が非常に強いことを示す。
十字線：始値と終値がほぼ同じで、ヒゲも長くない。売買拮抗の激しい相場を示す。
以上がロウソク足9つ基本形の例です。
